「なぜMD・販売・ECの連動が必要なのか」、そして「その連動によってどのような効果が生まれるのか」について、販売・MD・ECそれぞれの分野で活躍するスペシャリストが実例を交えながらざっくばらんにお話ししていきます。
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販売は色々な部署で活躍できる人材が生まれる場所

Fashion Re:ducationを始めるきっかけは、この3人が学生教育に携わってきたからじゃないですか。学生と接して思っていたことが「みんな販売をやりたがらない」ってことなんだよね。これは業界の問題じゃないかって思うんです。

そうなんです!
業界にとって大切な仕事なのに、それが伝えられていないなって感じています。

僕は最近知り合いのブランドさんにお願いして、たまに店頭に立たせてもらっていますが、めちゃくちゃ勉強になっています。販売経験がMDやECの分野に生きてくるなって。

そうなんだよね。ま、僕自身も販売経験してきているから販売が大事って言っているけど、やりたがらない気持ちもわからなくはないんだけどね……。

大変なこと多いですからね……。

でも、僕はいまでも店頭のリサーチは欠かしてはいませんよ。ちょっと見方は違うけど、店頭は情報の宝庫なんで。

私もそう思います!業務として店頭に立つことがありますが、店頭って情報収集の場なんです。販売員の視点とは違うかもしれないけど、お客さまのことを知ることができることも込みで販売って好きな仕事です。

おふたりは流石ですね。
ECの現場を見ていると、販売経験ある人はお客さまのニーズを上手に汲み取って商品説明文を書いていると思うんですよ。その視点がない人は、デザインや色などに言及してばかりで、画像を見ればわかることしか書かないんです。

実際に店頭でも、お手入れ方法や保管方法を確認されるお客さまがいるので、オンラインストアにもそういう情報があると良いですよね。

あと、生地感であったり、実際に着たり、使ったりした経年変化などを入れたほうがいいんですけどね。

ちょっと話が反れるのですが……。最近SNS上で「販売員の次のステップとしてEC担当がおすすめ!」という投稿をよく見るんです。確かにそうではあるし、憧れがあるのもわかります。そこで問題になってくるのは、何が活きるのかを理解せず、漠然とした状態で「やってみたい!」となっていることなんです。
実際に販売からEC担当へ行ってみて「こんなはずじゃなかった」といって退職する方が多いようです。

どんな仕事でも、お互いに何を担っているかを知らないと、離職に繋がっていきますよね。憧れにすることも大事ですが、現実もちゃんと伝えていかなければって思います。
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ということで次回は、ECに向いてる販売員ってどんな人なのか考えていきます。
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■登場人物

MDコース講師:佐藤正臣
「数学は嫌いでも、算数はできるはず」でお馴染みのマサ佐藤。大手セレクトショップでMDを務め、現在はリテールMDアドバイザーとしてアパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、幅広い分野のマーチャンダイジング改善に従事。

販売コース講師:平山枝美
接客研修から顧客戦略の立案・推進、それに伴う接客方法・陳列・POP作成・マネジメントまで指導する販売コンサルタント。著書『売れる販売員が絶対言わない接客の言葉』は現在13刷達成!繊研plusで「間違いだらけの売場支援」を連載。

ECコース講師:深地雅也
ファッション・アパレルに特化したEC運用の支援に従事。得意とするのはGA4・BigQueryなどを活用したWEB解析の分野。年間計画立案からPL管理、CRM分析までECの販売計画に関わる領域を幅広くサポート。これまで80ブランド以上の運用に携わる。
■Fashion Re:ducation
ファッション業界の教育事業「Fashion Re:ducation」。販売・MD・ECそれぞれの分野で活躍するスペシャリストが講師を担当。キャリアアップを目指す方、異なる専門領域を学びたい方、今のやり方に迷いを感じている方に向けて、現場ですぐに活かせる実践的な技術と知識を学べる講座を提供しています。
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