石油を原料に化学的に作る合成繊維の代表的なもので、ポリエステル、アクリル、ナイロンの三つ。
このうちポリエステルは強く、しわになりにくく吸湿性が少ない。汎用性があり、生産が他の合繊よりも容易なことから、最も量が多い。アクリルはウールに似た性質があり、主に秋冬用に使われる。ナイロンは最初に開発された合繊で、断熱性、光沢がある。それぞれ長繊維と短繊維がある。
16年の世界の繊維生産量は8800万トンだが、そのうち3大合繊は5800万トン、66%%を占める。世界の繊維需要は、人口増から成長が続くが、その成長分の多くを合繊が担うと推測される。