ゴールドウインは、ヘインズブランズジャパンと結んでいる「チャンピオン」ブランドのライセンス契約を、12月31日の契約期間満了をもって終了し、16年3月31日にヘインズブランズジャパンに同事業を譲渡すると発表した。譲渡額は非公表。
\ゴールドウインは1975年に日本におけるチャンピオンブランドのライセンシーとして事業を開始。同社のアスレチックウエア事業の基幹ブランドとして、子供を含む幅広いカテゴリーで商品を展開し、90年代前半のピーク時には売上高で200億円を超えた。
\しかし、00年ごろから大手外資ブランドが国内市場で台頭するようになると、ロイヤルティーを負担しながら収益につなげることが困難となり、ブランド売上高も15年3月期には50億円まで縮小。それでもここ数年は、同社が得意とする直営店内でライフスタイル（日常使い）向けに開発した商品の売れ行きが良く、手応えを得ていたが、ヘインズブランズ側の商品戦略とバッティングするジレンマも抱えていたという。
\前期末段階で同社が運営するチャンピオンの直営店は9（アウトレット1店含む）。今期中に出店する店舗従業員含め、16年4月以降はヘインズブランズジャパンに継承される予定。
