グンゼ 酪農・畜産市場向けウェアラブル商品事業化へ

2018/06/14 06:25 更新


 グンゼは、「エジソンプロジェクト」の一環として、ウェアラブル商品の開発を進めてきた。人体向けは評価期間の長期化など、課題が多いことから、当面は酪農・畜産市場向けの「ウシブル」の事業化に集中する。

 ウシブルは、冷感ウェアと注水システムを組み合わせ、酷暑時に牛の体温を下げ、ストレスを軽減するウェアだ。吸熱、放熱性や冷感機能を持つ独自開発の「ラディクール」素材を活用。牛が激しく動いても脱げないストレッチ性の高い設計に仕上げたほか、導電性ニット線材を複数箇所に設置し、乾燥度が上がると自動的に効率的な注水を行う。この間、試験を続けてきたが、今年度は①京都府畜産試験場での量産型注水機評価②宮崎県酪農クラスター協議会採択事業としての現場評価③和牛冷却による受胎率向上に関する実証評価④国内6地区での現場評価―などを具体化する。

 同社は創業の生糸から、アパレル、フィルムをはじめとする非繊維、SCやスポーツクラブなど時代変化に合わせて事業を展開してきた。ウェアラブル商品や、高機能フィルムを生かした商品開発を目指すのがエジソンプロジェクト。医療関連の新商材「ナイチンゲール」プロジェクトと並ぶ次世代の成長の柱に位置付けている。

「ウシブル」の事業化に集中


この記事に関連する記事