ヒロタ、ピッティ・ウオモに初出展 ポリモーダと共同プロジェクト

2026/06/09 17:30 更新NEW!


自転車ライフスタイルを提案する「ケッタ」

 アパレルメーカーのヒロタ(岐阜市、廣田孝昭社長)は6月に伊・フィレンツェで開催されるメンズファッション見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ」に初出展する。岐阜市、岐阜商工会議所、岐阜ファッション産業連合会の3者の代表として出展する。現地のファッションスクール、ポリモーダの学生と共同開発した商品を披露し、海外市場の開拓につなげる。

【関連記事】ヒロタ「エムビー・ミントブリーズ」 定番商品、SNS活用を強化 顧客接点増やし新規開拓も

 出展のきっかけは、岐阜市とフィレンツェ市の姉妹都市交流。廣田社長は一昨年10月、岐阜商工会議所の訪問団の一員としてフィレンツェを訪問。その際、ポリモーダからピッティへの出展提案を受けた。昨年2月には同校関係者が岐阜を訪れるなど、共同プロジェクトの具体化を進めてきた。

 プロジェクトではポリモーダのデザイン科とビジネス科の3年生32人の学生が8チームに分かれ、マーケット分析から商品企画までを実施。優秀な3チームを選出し、その中からヒロタが商品化案を採用した。授業のカリキュラムに組み込まれた取り組みで、学生のアイデアを反映した商品を開発した。

 出展するのは21年開始の自転車ライフスタイルを提案するメンズブランド「ケッタ」。展示ではジャケット、コート、パンツ、ポロシャツ、Tシャツなど学生が企画に携わった商品を含め約40型を並べる。

 サイクリング時の利便性を高めるファスナーやストレッチ性、吸水速乾、撥水(はっすい)機能などを備えるほか、尾州のウールや北陸の合繊素材を活用。岐阜大学発ベンチャーのファイバークレーズ(岐阜市)が開発した素材「クレーズ・テックス」も採用した。縫製も岐阜で行う。

 ケッタは現在、国内専門店向けに販売し、海外に展開していない。欧州は自転車文化が根付く市場であることから、今回の出展を機に海外販路開拓を目指す。

 廣田社長は「姉妹都市交流から生まれた取り組み。岐阜のPRや地域経済の活性化につなげたい」と話す。

 岐阜商工会議所は6月15日にフィレンツェ商工会議所との連携協定締結を予定している。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事