インポートバッグ23年春夏 今欲しいのは「ミニ過ぎない」ミニバッグ

2022/12/19 06:27 更新


サイズに配慮した「ワイヤーバッグ」。長財布も縦に入る(アンテプリマ)

 トレンドのミニバッグが一回り大きくなっている。小ぶりなサイズに変わりはないが、「やはりもう少し物を入れたい」との声が多く、財布とスマートフォン、リップにハンカチなど最低限の必需品が入る大きさに改良したミニバッグが、モデレートゾーンのインポートバッグの新作で相次いだ。23年春夏は、使い勝手が良いミニバッグへの買い替えが進みそうだ。

 一例は「アンテプリマ」。アイコンの「ワイヤーバッグ」が今春夏にヒットし、ミニバッグのブームをけん引する一翼となった。ワイヤーバッグは様々な色や形、サイズがあるが、新型として縦長ボディーのマチなしを企画した。スマホショルダーより大きく、長財布がぴったり入るサイズにした。

 1番人気のスクエア型ミニサイズのトートバッグ「スタンダード・ミニアトゥーラ」では、「長財布が入らない」との声があった。同じ縦長でマチ付きもあるが、コンパクトに持てるマチなしでの要望が多かった。スマホショルダーのサイズ感だと、それしか入らない。そのため、あえて一回り大きくし、必需品がしっかり入る容量を確保したのがポイントだ。一部をレザーで切り替えたチェーンストラップ付きで、クロスボディーにもできる。

 「ロンシャン」「アニエスベー」なども、定番として支持されているトートバッグにサイズを変更した。いずれも「ある程度物は入るが小さめ」が共通のキーワード。「物が入るがフォルムが可愛らしい」と、バニティーケースも増えている。



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