イッセイミヤケは3月13日、宮前義之による新ブランド「エイポック・エイブル・イッセイミヤケ」をスタートする。同日、東京・南青山に初の路面店をオープンし、イッセイミヤケオンラインストアでも一部アイテムを販売する。
同社の「エイポック」の20年にわたる独自の物作りを継承し、発展させるもの。エイポックはコンピューターを使った最新技術で、生地を作る段階で糸に指示を与えることで、衣服のデザインだけでなく裁断や縫製の情報を内包した「一枚の布」を生み出す物作り。今回のエイポック・エイブルは、さらに多彩なアイデアと、アートやテクノロジー、クラフトなどジャンルの垣根を越えた出会いから様々な商品を生み出す。
主なアイテムの一つは、高温の蒸気を当てることで布を縮め、独自のストレッチ素材を生み出す製法、スチームストレッチのブルゾン。一部植物由来原料を使用したポリエステルと綿・ポリエステルを織り交ぜ、軽量で1年を通して着られる。立体的な幾何学模様を配している。12万円。
4月上旬に発売するジャケットは、着る人が形を自由にアレンジできる素材を使う。例えば袖口をまくり上げるとキープされて落ちてこない。肩幅を問わず動きを制限しない作り。5万8000円。