ジーンズカジュアル専門店の8月11日の定店観測は、好天に恵まれた連休の中日ということもあり、多くの店で前年実績を上回った。主役は半袖のTシャツだが、革ジャンなどのファンに根強い人気のアウターが、入荷と同時に動き出した店もある。一方で、インバウンド購買の落ち着きや、盛夏向け商品の在庫切れといった課題も出てきた。
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「残暑を見越したTシャツの需要が強い」(タイガースブラザース)。特に1枚で決まるプリントTシャツが人気だ。オンオフ兼用で使える「ラコステ」のポロシャツも堅調。ラックスアウトフィッターズ5号店では、夏休み中の学生客を中心にピグメント加工のTシャツが売れた。
日本製の付加価値で
ヒノヤでは、米有名俳優が着用したことでインバウンドの引き合いが多かった「ホワイツビル」のパックTシャツが完売した。日本製の付加価値を武器に、オリジナルブランド「バーガスプラス」の無地Tを代わりに提案し、売れている。マルカワでもNBの無地T、パックTの動きが良かった。
ボトムは引き続きジーンズが好調。ヒノヤ、タイガースブラザースでは国内客、インバウンド共に国産のジーンズがよく売れた。ライトオンでは「リーバイス」のセルビッジジーンズが動くなど、作り込んだアイテムの人気が続いている。
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