ジュエリー企画・販売・卸の柏圭は、東京・銀座の中央通りの路面にドイツ発ファインジュエリーブランド「ニーシング」の新店「ニーシングギンザ」をオープンした。ニーシングは、1873年創業、バウハウスの流れをくむミニマルかつコンセプチュアルなデザインが特徴だ。
(中村維)
青山店に次ぐ路面店となるニーシングギンザでは、コンクリートの無機質な壁や什器に、テーマカラーの深みのあるピンクを配したモダンな空間とした。天井からは、キーコレクションの一つ、トピアビジョンのモチーフを思わせるメタルプレートの装飾が下がる。同店では特にブライダルリングとハイエンド向けのラインナップを充実させた。店内奥にはサロンのようなゆったりとした空間も設けている。また、ニーシングの歴史や歴代のデザイナーとアイコン的シリーズにまつわるストーリーも展示されている。
オープンに際し来日した本国のヘッドPR&コミュニケーション担当のソニヤ・エール氏は、「銀座にブランドを体現できる場ができたことは本当にうれしい」とコメント。同店はグローバルで15店目のショップとなり、「今後も小売り店舗は広げていきたい」とする。卸も含めると、販売拠点は現在約350カ所がある。