横浜市新庁舎の商業施設 29日に4店舗を先行オープン

2020/06/03 06:28 更新


 京浜急行電鉄は6月29日、6月に全面供用を開始する横浜市新庁舎の低層部に、商業施設「ラクシスフロント」を開業する。横浜市と共に「まちのにぎわいや活力の創出」「来訪者の利便性向上」などを目指し、カフェやドラッグストア、コンビニなど利便性と実用性の高いテナントと横浜発祥の店舗を中心にしたフードホール、飲食店、ブック&カフェなど19店舗が出店する。

【関連記事】JR東日本 JR横浜タワーと鶴屋町ビルの開業を延期

 商業施設はみなとみらい線馬車道駅直結の地上32階・地下2階の新庁舎の低層部の1~2階に開設。延べ床面積は3000平方メートル。「横浜市民が共有する付加価値の高いパブリックスペース」をコンセプトに、水辺環境を生かしながら、日常的に訪れ、憩える場づくりを行う。

 1階はカフェやドラッグ、コンビニなどの利便性と実用性の高い店舗と、横浜・元町発祥のもとまちユニオンがセレクトした横浜の地産地消や新たな横浜を提案する店舗などが集まった「もとまちユニオンフードホール」が特徴の一つ。モーニングからランチ、ディナー、テイクアウトも充実し、来庁者だけでなく周辺で働く人、近隣住民など幅広い客に対応する。

 2階はJR桜木町駅方面からデッキで接続する利便性を提供。横浜発祥の丸善の新たなスタイルのブック&カフェ「ハマル」、バラエティーに富んだレストラン、こだわりの雑貨、食物販店舗を配置する。横浜を中心に県産・国産食材にこだわり、ビーガンなどの多様な食習慣やアレルギー対応など様々なニーズに応える「ユニバーサルダイニングワン」など5店舗のレストランが並ぶ。

 レストランを除くテナントはスターバックスコーヒー、マツモトキヨシ、QBハウス、ライフスタイルショップのスイ、お菓子の太子堂、おみやげのヨコハマメモリーズなど。19店舗のうち6月29日に4店舗がオープンし、15店舗は今夏のオープンを予定する。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事