量販店向けレディスアパレルメーカーの23年冬~24年春夏向けは、暖冬や猛暑など高い気温を想定したアイテムを充実する。今冬向けを提案するメーカーは、アウターよりもニットアイテムの比率を増やした商品構成で、売り上げにつなげる。来春夏向けを打ち出すメーカーは、麻素材のアイテムで夏らしさや涼しさを演出する。
(小坂麻里子)
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9月に行われた名古屋地区の量販店向けレディスアパレル合同展「シグマグループ展」では、今年の夏は暑い日が続いたこともあり夏物の売れ行きは良好な結果だったという声が多かった。来年も猛暑になると想定し、顧客が夏の売り場を広げる動きを受け、各社暑くて長い夏を意識した企画を前面に打ち出した。
エフリードの「アンナルナ」23年冬~24年春向けは、ショート丈のアウターなど暖冬を想定したアイテムを提案するほか、フードを取り外せるスプリングコートなど長く着られる春物を打ち出す。
24年春夏、注目素材は麻
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