11月26日の上海マラソンに初参加した。上海に住んでいるのだから、25年以上続く一大イベントを一度は楽しみたい。さらに自身の初フルマラソンを上海で実現できればと応募し、出場がかなった。ただ、直前に足を痛め「記録より記憶」と割り切り、何とかゴールにたどり着けた。様々な人々の支援で出場・完走できたことに感謝したい。
コースは外灘から中心街を抜け、黄浦江沿いを南下する。のんびりペースで南京東路、馬当路など通過すると、改めて上海の街並みの良さを味わえた。タイムなど気にせず楽しく走るのも良いのだと改めて気付かされた。
その数日前、上海世博展覧センターでゼッケンの受け取りを兼ねた展示会があった。多数のスポンサー企業がブースを構え、配布品で来場者を呼び込んだ。中国の配布ではSNSのウィーチャットでつながるよう要請されるのが一般的だが、今回はティックトックでつながるよう求められるのが増えた。若い層目当てか、それとも動画の方が閲覧率が高いからだろうか。
配布品がないのに人が入っていたブースが、健康サポーターだった。日頃から健康体を持続したい、故障してもいち早く治そうという自己管理志向へと意識が移ってきた。日本のリカバリーウェアなども、こうしたスポーツ愛好家が集まる展示会でPRするのが望ましいのではとも感じた。
