三井不動産 旧そごう川口店を新施設に刷新、25年春に開業 ファッション、食など約100店

2024/08/22 15:00 更新


 三井不動産は、21年2月に閉店したそごう川口店(埼玉県川口市)の建物を新商業施設に全面改装する。ファッション、雑貨、生鮮食品を含む食など約100店を入れ、25年春に開業する予定だ。

(有井学)

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 昨年に建物のそごう・西武の持ち分などを三井不動産が取得しており、このほど改装工事を開始した。建物は地下2階~地上11階で、延べ床面積は約6万8800平方メートル、店舗面積は約2万1100平方メートル。JR川口駅東口からペデストリアンデッキで接続する。

 新施設は、「長く地域に親しまれてきた旧そごう川口店の特徴である大時計や大理石などを残しながら、魅力あふれる商業環境を創出し、駅前地区のさらなる利便性とにぎわいを向上させ、活気ある街作りに貢献する」という。店舗と連携した環境施策の実施など、「持続可能な社会の実現」にも取り組む。 

 三井不動産は駅西側に地域密着型の中規模SC「ララガーデン川口」(店舗面積約2万7000平方メートル)を運営している。また、そごうの旧店舗を新商業施設に改装した事例では、00年12月に閉店したJR錦糸町駅前の旧そごう錦糸町店を新SC「アルカキット錦糸町」に02年に刷新し、成果を上げている。

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