モリトがミスアイディを連結子会社化 BtoC事業の拡大を狙う

2024/11/19 17:05 更新


 副資材主力のモリトは11月19日に開いた取締役会で、服飾雑貨製造・輸入・販売事業のMs.ID(ミスアイディ、福岡市)の株式を取得したことを発表した。株式譲渡実行日は12月25日の予定。これにより、25年11月期から連結子会社となる。

 ミスアイディは、同社の子会社であるシーティー・アソシエイツ(大阪市)とともに、ファッションEC、アクセサリー、高級ニットウェア、ECプラットフォームという四つの事業を行っている。ミスアイディの24年8月期の売上高は34億円(前期比1.4%増)、営業利益は4億6100万円(1.9%減)。

 モリトはミスアイディの子会社化で、モリトグループのアパレル関連事業でのBtoC(企業対消費者取引)事業領域の拡大と、ECプラットフォーム事業を活用したBtoC事業のマーケティングおよび販売の強化を狙う。モリトグループのグローバルな調達や生産力、品質管理・物流機能をミスアイディが持つブランドの商品開発や品質向上、グローバル展開の加速に生かせることもメリットとして挙げた。

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