岡本テキスタイルがDX講習会 都内サンプル縫製工場で

2023/02/01 11:00 更新


講習会にパタンナーや縫製従事者、繊維商社、アパレルメーカーなど多様な参加者が集まった

 岡本テキスタイルのサンプル縫製工場アンジーズ(東京)は「アパレルパラダイムシフト・バイ・デジタル」をテーマに、工場内で講習会を行った。講師は三菱商事ファッション(MCF)の谷本広幸デジタル事業開発部長。パタンナーや縫製従事者、繊維商社、アパレルメーカーなど約40人が参加した。

 谷本氏は「3D・CGのデジタル技術を使ったSCM(サプライチェーンマネジメント)の進化によって、業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する」として、具体例を紹介。デジタルプラットフォームを活用した業務フローでは「3D・CGを使った商品開発段階のデジタルプロトタイプが可視化され、商品企画や品質管理、販売部門などの各セクションがコンカレント(同時並行)に業務を進められる」と語った。MCFの塩川綱一デジタル事業開発部マネージャーは3Dモデリングの基礎的な技術解説を行い、参加者から注目された。

 岡本テキスタイルの岡本雅行社長は、デジタルによる生地のテクスチャーデータと、アパレルアイテムデータを組み合わせてサンプル提案を行うオリジナルのシステム「バーチャルテキスタイルビュワー」を紹介。「3D・CGを活用してサンプル作成を効率化していきたい」と述べた。

 アンジーズは、縫製技術者の人材育成と技術継承のための講習会を定期開催しており、受講者はフリーランスのパタンナーや中小の工場で働いている技術者が多い。実践的な技術の向上などの情報共有を行っている。

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