保元社長
「コロナが明けて、定番品に加えてデザイン性の高い商品や新企画商品などが動き、OMO（オンラインとオフラインの融合）サービスの利用も増えている。チャンスが広がっている」。24年3～5月の連結売上高は513億7600万円（前年同期比2.9％増）で、上期（24年3～8月）は949億円（5％増）を見込む。
商品ではカーゴパンツや刺繍使いブラウスなどが好調。新規の取り組みをしたブランドでは、「アンフィーロ」74.2％増、「カシヤマ」37.4％増、「チャコット・コスメティクス」17.6％増など売り上げを伸ばしている。今後は長い夏や酷暑対策として、7月後半から新規の夏物を投入するなど、「知恵を絞って課題に取り組む」という。
好調な取り寄せ・試着サービス「クリック＆トライ」は、導入店舗が前年同期末から44店増え404店舗（導入率60％）に拡大。予約点数は前年同期比1.2倍の8万2000点となった。導入店舗の既存店売上高は12％増で、未導入店舗は5％減となっており、さらにサービス導入を進めていく。「消費者のニーズはより多様化している」と、さらに柔軟で細かな施策を打っていく考えだ。
