《コロナ下に開業した個店、その先へ》ポエトリー(名古屋) 「人気ブランドで集客しない」を貫くセレクト

2024/03/01 14:00 更新有料会員限定


セレクトするのはエイジレス、ジェンダーレスがテーマ

 ポエトリーは、名古屋市南区に20年10月にオープンした。開業準備を始めた直後にコロナ禍に見舞われ、予定していた品揃えを急きょ転換するなど変化を迫られた。それでも「人気ブランドで集客しない」軸が独自の価値を生み、売り上げにつながっている。

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国内ブランド軸

 店主の高木聡二さんは、もともとセレクトショップで海外ブランドのバイイングに携わっており、独立後は、店の4割をインポートで構成する予定だった。しかし、コロナ禍で渡航が困難になり、国内ブランド中心の品揃えに切り替えた。想定していなかったことだが、結果的に国内ブランドに目を向けるきっかけになった。国内ブランドの縫製や生地の品質の高さに気付いたことに加え、為替の状況もあり、コロナ禍が落ち着いた今でも品揃えを変えるつもりはないという。

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