「リステア」は25年秋冬向けで、オリジナルのレディスウェア「iRENE」(アイレネ)をリブランディングし、「IRENENNE」としてスタートする。リステアのクリエイティブディレクターの柴田麻衣子と、東京を拠点にするデザイナーが協業するカプセルコレクションを出していく形で運営していく方向。
第1弾として、ユニセックスのワードローブを手掛ける「アンセムエー」の鈴木麻莉子と協業し、15型のコレクションを企画した。インスピレーション源になったのは、米国の現代美術家サム・フォールズの自然を題材にした作品。鈴木が得意とするマスキュリン&フェミニンのスタイルに、淡い色合いのテクスチャーを落とし込んだ。透け感のある薄手のブラウスには、植物の影のような柄を多色のプリントで表現する。襟の縁や前立てはカットオフしてミニフリンジを作り、クラフト感のある柔らかさを印象付ける。セーターのVラインには、花柄のレースをニードルパンチで取り付け、うっすらと柄が浮かび上がるように見せた。ビンテージ感のあるワークブルゾンやペインターパンツといったメンズ仕立てのアイテムも揃える。シルエットに強さのあるアイテムとのコントラストで、アート感覚や幻想的な柄の美しさを際立たせた。


店頭発売は9月以降。コート税込み12万円、ブルゾン3万8000円、ニット2万9000~4万5000円、ドレス4万5000~5万8000円。