トレーニングギア「シックスパッド」（製造・販売はMTG）が9月16日に発売したサウナスーツが売れている。発汗を促すサウナスーツは、ダイエットやアスリートの減量目的に使われるアイテムだが、「シックスパッドサウナスーツ」（1万6800円）は、そのスタイリッシュなシルエットから、日常着としても使われ、幅広い層が購入する。同製品を共同開発したボクシングの井上尚弥選手が、11月1日に開催された米ラスベガスでの防衛戦で劇的勝利を飾ったことなども販売増につながった。
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シックスパッドサウナスーツも他メーカーのサウナスーツと同様に、ウェアの裏地にフィルムを張り、通気を遮断することで体から発する熱を閉じ込める構造。従来品と大きく異なるのは、生地自体が伸縮性に富んでいることだ。動きやすさを損なわずに、今風の細身のシルエットを実現した。ジャケットの身幅を細く、パンツはテーパードにして、サウナスーツにありがちなずんどうなフォルムを廃した。
プロモーションでは井上選手の影響力が寄与した。井上選手自身がブログやSNSで積極的にアップして宣伝をしたほか、発売後初のタイトルマッチに勝利したことでさらに注目を集めるようになった。販売するスポーツ量販店も積極的に宣伝。「スポーツオーソリティ」では、同製品に関する約20分にわたる動画を独自に製作し、その伸縮性を評価するとともに、防寒着として日常使いできる点をアピールしている。
