検品の天徳、加須センター稼働 矢口産業の事業譲受け

2017/11/17 04:26 更新


入荷から検品、補修、仕上げ、保管までの一貫作業で、リードタイム短縮やコスト低減が可能に

 天徳(東京)は、検品会社として長い実績を持つ矢口産業(埼玉県加須市)の事業を譲り受け、天徳の国内五つ目となる加須センターとして運営を始めた。広いスペースと十分な設備があり、敷地内での入荷から検品、補修、仕上げ、保管までの一貫作業で、リードタイム短縮やコスト低減が可能だ。海外の拠点とも連携して、ワンストップサービスを提供する。

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 加須センターは、敷地面積1万2600平方㍍、フラットスペース1万3000平方㍍以上、天徳にとって最大規模の拠点となる。5万着のハンガーラック倉庫、立体自動倉庫、ハンガー自動ソーター、自動プレス機などの設備・機器とともに高品質の補修といった機能もフル活用する。今後は国内事業の軸として白井・柏・市川・新潟の各センターと連携し、フレキシブルな対応力を強化する。

 さらに、中国4拠点(上海・南通・広州・東莞)、タイ・バンコク、ベトナム・ホーチミン、カンボジア・プノンペン、ミャンマー・ヤンゴンの各検品工場とも連携し、海外の生産地から国内の店舗までワンストップのサービスを提供していく。

 天徳は、検品の精度が高く「安くはないが間違いがない」検品会社という評価を得ている。加須センターの設備・機能をフル活用し、国内外でそのサービスを高めていく。



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