《26~27年秋冬ファッションテキスタイル㊥》求められる薄さと軽さ 快適さを実現する機能性

2025/12/17 12:00 更新有料会員限定NEW!


高橋ニットは「春夏素材を秋冬にどう提案できるか」を試みている

 長い残暑と暖冬で、テキスタイルは軽さや薄さが必須となった。ウールの尾州やニットの五泉など秋冬向けを主力にする産地のメーカーは、気候変動に対応する素材提案を模索している。合繊メーカーでは快適性を追求したテキスタイルの開発が目立つ。

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透け感のあるウール

 温暖化で重衣料の需要が減り、ウールをはじめとした獣毛素材の低調が続く。尾州産地の合同展の尾州マテリアル・エキシビション(BME)を主催する尾州ファッションデザインセンター(FDC)は「国内向けでは春や秋にも対応できる素材」が求められているという。26~27年秋冬展は「薄地、透ける、軽い」といったキーワードを掲げた。

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