日清紡グループのシャツSPA(製造小売業)、東京シャツは看板商品の〝超形態安定シャツ〟を「シュ・キュ・パッ」の商品シリーズ名で重点的に打ち出す。
名前の由来は、「シュ=優れた快適性、着心地としなやかさ」「キュ=型崩れしにくく、洗ってもキュッと整う」「パッ=軽く整えて干すだけでパッとそのまま着られる」で、実用性の高さを改めて訴求し直す。
同社の超形態安定シャツは、W&W性(ウォッシュ・アンド・ウェア性=洗濯後のしわの状態を1~5級で表した指標)が3.5級以上を基準としている。シュ・キュ・パッはW&W性の基準に加え、CVC(綿高混率織物)か綿100%のシャツに限る。
しわになりにくい縫い方にもこだわる。綿100%のシャツは本縫いが一般的とされるが、同社の商品はロック縫いを採用。「縫製箇所が波打ちにくく、しわが出にくいことがわかった」からだ。CVCのシャツが税込み5489円、綿100%のシャツが6589円。3月に発売後、「来店客の選択肢がシュ・キュ・パッに絞られる」とし、売れ行きは好調という。
同社の超形態安定シャツは累計270万枚の販売実績があり、リピーターが多い。とはいえ、「リピーターは自分が購入している商品が何か明確にわかっておらず、認知が不十分」という課題があった。名前を付けたのはそのため。

今年はまず「記憶に残り、(顧客の)期待に応えるシリーズとして認知度向上を目指したい」と話す。27年は高付加価値の商品を出す予定。同社によると、この数年の販売点数は減少しているが、客単価は上昇傾向という。「需要の総量は落ちて、着用機会も減っているが、着用する時にはいいシャツを着たいというニーズが高い」と見ている。
