2次流通への進出が目立っている。リユース業界の市場規模も年々拡大し、リサイクル通信による市場規模の推計では、20年で2.4兆円となっており、25年には3.5兆円に拡大すると予想されている。
成長の要因として挙げられるのはフリマアプリの「メルカリ」の台頭だ。スマートフォン一つで簡単に売買できる利便性が受け、利用者も増加。副業で使用するユーザーも多く、今や必要不可欠なものとなりつつある。
先日1年ぶりに実家に帰省した。その際、以前までフリマアプリに関心の無かった母親が「自宅にある服をメルカリで売れないか」と父親と話していたのが印象に残っている。
今や若い人だけでなく、さらに上の世代の人もリユースに関心があると聞いたことがあるが、本当のようだ。
中古は安価で貴重な物が手に入るほか、一つの物を長く使うという点でサステイナブル(持続可能な)にもつながる。時代に合ったビジネスであるのは間違いないだろう。
新規参入が増える分競争も激しくなる。今後の市場の動向に注目したい。
(悠)