《めてみみ》東京クリエイティブサロン

2026/01/20 06:24 更新NEW!


 「東京をパリ、ロンドン、ミラノ、ニューヨークに次ぐ第5のファッション・デザイン都市にしたい」と20年からスタートした東京クリエイティブサロン(TCS)。今年は9エリア(丸の内、日本橋、銀座、赤坂、六本木、渋谷、原宿、新宿、羽田)を会場に、3月13日に開幕する。

 桜の咲く季節にファッション、デザイン、アート、テクノロジー、クラフトなど創造性を結集し、〝東京発のクリエイティブウィーク〟として多彩なコンテンツを街中に広げる。都が支援し、大手不動産業者、大型商業施設、商店街などのほかファッション関連団体も参加する。

 「25年の来場者は125万人に達した」と注目度は高まっているが、「業界関係者で盛り上がっているだけで、何をやっているのか分からない」と生活者に浸透するまでには至っていない。企業や作り手などが一体となってクリエイティブな産業の価値を見いだし、発信することが弱いためだ。

 イタリアの国際家具見本市「ミラノサローネ」、フランスのラグジュアリー産業団体「コルベール委員会」のように、国や地域の文化価値を高める取り組みの継続が重要だ。実行委員会の大西洋会長は「都市に蓄積された文化や記憶を未来へとつなぐ表現に挑む」という。単なるイベントにとどまらず、日本の新たな産業創出に向けたプラットフォームとなれるか。期待したい。



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