「このブランド知ってる?」と、都内に住む知人から連絡が来た。送られてきた写真には尾州発ブランドのネームタグが。リユース店で生地の良さに引かれ手に取ったという。
ブランドはECと愛知の直営店が中心で、都内で目にする機会は多くない。新品の個店からは「特定ブランドの目的買いの客が増えた」との声も聞く中、この偶然の出合いはうれしい。二次流通の魅力の一つを実感した。
リユース業界では現在、検索性の向上にも力を入れている。大手ではグループ各社の在庫を連携させ、欲しい商品をどこでも探して取り寄せられる仕組みを構築中だ。目的買いを支えるこの動きは、偶然の出合いとは真逆に見える。しかし、利便性が高まり市場が拡大すれば、店の数も切り口も多彩になる。結果として、知人のような「未知の良品との遭遇」の機会も増えていくはずだ。
知人はすっかりブランドを気に入り、SNSもチェックしている。二次流通の出合いから一次流通へ、新興ブランドの活性化などにつながることも期待したい。
(桃)
