婦人靴のダブルエーは7月19日の取締役会で、連結子会社の卑弥呼と、中価格帯の婦人靴「ニカル」の企画・販売に関するライセンス契約の締結を決定した。ニカルの商品企画、店舗とECの販売の全ての権限を卑弥呼に委譲する。実店舗7店、EC3サイトを移管する。締結日は7月31日で、8月1日から実施する。
ニカルは、ダブルエーの「オリエンタルトラフィック」の品揃えの一つとして、15年秋冬にスタート。本革を使い、当初は1万円台前半の価格帯を強みに成長し、21年に新業態として単独出店した。直近では百貨店の婦人靴売り場への出店が増えており、百貨店販路をメインにする卑弥呼との客層が共通することから、今回の契約に至った。卑弥呼が50年に培ってきたノウハウを融合して進化する。