ついに、ノードストロームもリセールビジネスに乗り出した!昨秋オープンしたニューヨークのウイメンズ館に、「シー・ユー・トゥモロー」という売り場を1月31日に新設した。場所は、化粧品売り場から2階に上がった、オープン時にバーバリーの売り場だったところだ。
売り場には、アパレルとバッグ、靴などが整然と並ぶ。ジャンバティスタヴァリのドレスは3325ドルなど、元々高いブランドはリセールでも結構する。
ここに来るメリットは、街の古着屋さんに出てこないブランドがあることと、コンディションがいいことだろう。街の古着屋さんの場合、染みやほつれ、ほころびがあったり、虫食いの穴があいていたりすることがあるが、ノードストロームではすべてお直しされクリーニングされて店頭に並ぶ。クリーニングとお直し、在庫管理、値付けなどはファッション商品のリセール管理の専門会社、ヤードル(本社カリフォルニア州ブリスベーン)に外注されている。
ノードストロームのウエブサイトでのリセールも始まった。お客が着なくなったものを持ち込み、ノードストロームのギフトカードと交換するプログラムもある。近日中に、オンラインでも買い取りを受け付けて、お客がノードストロームに郵送することが可能になる予定だ。
特定のブランドとパートナーシップも組んでいく。第1弾はコペンハーゲンのコンテンポラリーブランド「ガンニ」。リメイクしたTシャツやスニーカーなど、さまざまなアイテムが売られている。
この売り場には、ゆったりくつろげるスペースもあるのが嬉しい。試着室も広い。リセールだからといって節約気分に支配されず、ちょっとした贅沢感を入れているやり方に新しさを感じる。
ここでランチもできるように、軽食と飲み物も売られている。トイレがすぐそばにあるのも便利だ。
ちょっとした食料品や洗剤、スキンケア用品まで売っている。食品は、旅行中でも飲みやすい仕様になっている抹茶、八丁味噌、アップルサイダービネガー、たまり醤油などがブレンドされたケチャップなど、あまり他で見られないものが多い。
89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ)