《FB用語解説・基礎編》麻 硬くて粗い夏向きの繊維

2018/03/26 04:00 更新


 植物の茎の皮(靭皮(じんぴ))や葉脈から採取する。硬くて粗く、さらさらして通気性が良い。夏の衣類やハンカチ、テーブルクロスなどによく使われる。リネン(Linen、亜麻)、ラミー(ramie、苧麻(ちょま))、ヘンプ(hemp、大麻)、ジュート(jute、黄麻)などの種類があるが、学術上は全く別の植物。リネンの原料、フラックスは涼しい地方で栽培される亜麻科の1年草だが、ラミーは高温多湿で育つイラクサ科の多年草。家庭用品品質表示法で「麻」と表示できるのはリネンとラミー。ヘンプやジュートなどは「指定外繊維(繊維名)」と表示されてきたが、法改正により18年4月1日からは「植物繊維(繊維名)」に変更される。



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