「サポートサーフェス」 プレッピー取り入れ透明感
レディスの16年春夏コレクションが幕を開けた。9日からのニューヨーク・コレクションに先駆け、「サポートサーフェス」(研壁宣男)が8日、都内でショーを行った。
エネルギーを感じさせる黄色に深い緑、朱赤と、今季も鮮やかな色がいっぱい。得意のドレープテクニックとプリーツやタックで、ドレスやツーピースに軽やかな布の動きを作り出す。
新味は、プレッピーの要素を取り入れたスタイル。テニスセーター風のライン入りニットトップに、フロントのみプリーツが揺れるスカート。トップは編み地のテクニックでフォルムに変化をつける。マドラスチェックのドレスはウエストで生地をバイアスに切り替えた。直球のプレッピーでなく、センシュアルなこなしがブランドらしい。
シフォンやパンチング、カットジャカードなどで作る、繊細で透明感のあるスタイルが中心。そこに、ハイネックのボックス型マキシドレスやタンクドレスを差し、エレガントでもクラシック過ぎないバランスにまとめる。(五十君花実、写真=加茂ヒロユキ)