ロンドンコレ、雪山や氷の女王イメージしたアクセ

2017/02/28 06:07 更新


 17~18年秋冬ロンドン・コレクションのアクセサリーブランドは、雪山のイメージや氷のようなクリスタルで作るコレクションを見せた。バッグは引き続き小ぶりのスクエアタイプ、シューズではサイハイブーツが気になる。(若月美奈通信員)

◆アニヤ・ハインドマーチ

Anya Hindmarch Fall Winter 2017 London Fashion Week  Copyright Catwalking.com 'One Time Only' Publication Editorial Use Only

 「アニヤ・ハインドマーチ」は巨大な雪山をしつらえ、暖かそうなスキーセーター、シープスキンの襟やショールを配したブルゾンとコート姿のモデルを登場させた。もっともボトムはショートパンツ。ウェアのバラエティーが広がったが、あくまでアウターやニットが中心というわけだ。肝心のバッグは、七夕飾りのようなリングベルトやシープスキンのストラップをつけたハンドバッグ、首からぶら下げる動物の顔をかたどったバッグなど小ぶりのスクエアタイプが中心。グラデーションカラーの小さなバッグを積み上げたハンドバッグや、色違いのものを平らにつなげたバックパックもある。

◆ソフィア・ウェブスター

Sophia Webster - Fall Winter 2017 London Fashion Week  Copyright Catwalking.com 'One Time Only' Publication Editorial Use Only

Sophia+Webster

 「ソフィア・ウェブスター」は本物の氷でできたステージや什器を使い、氷のようなとがったクリスタルの花飾りのハイヒールサンダルやシープスキンのスノーブーツを見せた。膝の上までベルトで編み上げたサイハイブーツにもいっぱいの氷の花が飾られている。左足には赤い文字で「炎のように熱く」、左足にはブルーの文字で「氷のように冷たく」と電飾で描かれたサイハイブーツのモデルの手には、この二つのスローガンを表裏に飾ったクラッチバッグ。

◆シャーロット・オリンピア

シャーロット・オリンピア

Charlotte+Olympia+2


 「シャーロット・オリンピア」は短編映画の上映で新作を発表した。ローレン・バコールやリタ・ヘイワースをイメージした40年代が舞台のサスペンス映画で、大粒のパールを散らしたピンクのハイヒール、ハートを飾ったレースアップシューズやバッグ、当時の新聞をまるめたようなクラッチバッグなどが登場する。会場となった映画館には、当時のスタイルの案内嬢やポーターなども揃えて丸ごとタイムスリップ。ロビーにはポップコーンや昔の電話機をかたどったバッグも展示されている。新しいスタイルとしては、ヒールがなく、ソールの上にかかとが宙に浮いたようにアッパーが付いたパンプスがある。

(写真=アニヤ・ハインドマーチ、ソフィア・ウェブスター㊤はCatwalking.com、シャーロット・オリンピアは映画の写真から)



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