アダストリアは、ソフトバンクの社員を対象に、働く女性へ向けたブランド「アンデミュウ」の出張販売を実施した。店舗と同様に接客し、ECを介して優待価格で商品を販売した。ファッションに関連する体験サービスも提供した。「働き方が多様化し、オフィスにラウンジなどを設ける企業が増えた。出張販売にはチャンスがある」(アダストリア)。企業の社員向けイベントは3月のNTTデータとの取り組みに続いて2回目。
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5月17日にソフトバンクのオフィスがあるポートシティ竹芝(東京)のコワーキングスペースへ什器やトルソーを持ち込み、実際のショップのように演出した。顔をタイプ別に分類し、似合う色や服をアドバイスするパーソナル診断、星占いをもとにしたアロマオイル作りなども行った。洗顔料の実演紹介など、美容系の企画も実施した。
予約制の体験サービスの枠はすぐに埋まった。「仕事のモチベーション向上につながる。出社率が上がり、コミュニケーションのきっかけにもなる」(ソフトバンク)。
「働く女性が仕事の合間に服を買えるようにしたい。ブランドの認知拡大にもつながる」。今後は化粧品メーカーなど、アパレルと親和性のある企業での開催を増やす考えだ。