岐阜市は岐阜アパレル・縫製産業の25年10~12月の景気動向調査を発表した。岐阜アパレル産業のDI(景気動向指数)の前回比較では、業況見通しで9.3ポイント、仕入れ価格で8.1ポイント改善した。一方、業況判断で6.3ポイント、利益率と借入難度で2.5ポイント悪化。経営上の問題点の1位が「売り上げの減少」で、2位が「経費の増加」だった。
回答企業からは「円安による仕入れ価格の上昇、物価高騰による買い控え、借り入れ金利上昇など厳しすぎる状況」(婦人子供服)、「物価高騰により洋服の買い控えが起きている」(ニット雑貨)といったコメントが出ていた。
縫製産業のDIの前回比較では加工賃で20.9ポイント、業況見通しで18.2ポイント改善した。一方、受注で48.2ポイント、資金繰りで35.3ポイント悪化。経営上の問題点は「加工賃の減少」が最多で「原材料費の増加」が続いた。
回答企業からは「新規取引先からの受注が増え、例年閑散期である時期にも安定した受注を得られた」とする声がある一方、「縫製委託加工の受注が激減し、廃業者が出てきた」「少額工賃アップしても諸経費・人件費を補うことができない」と厳しい現状の指摘も見られた。
アパレル産業の有効回答数は42社で、内訳は婦人子供服21、メンズファッション17、ニット雑貨4。縫製産業は10。