韓国「アーダーエラー」 表参道に国外初の旗艦店

2025/08/13 06:26 更新NEW!


トーキョースペースを象徴する種をモチーフにしたオブジェ

 韓国のファッションブランド「アーダーエラー」は8月9日、東京・表参道に旗艦店「アーダーエラー・トーキョースペース」をオープンした。韓国以外で旗艦店を出すのは初めて。「ブランドの哲学と美学を詰め込んだ」空間で、フルラインを揃える。

 アーダーエラーの店舗は3形態に分かれている。旗艦店の象徴である「スペース」、厳選したラインナップの「プラグショップ」、一つのラインで構成する「ショップ」だ。日本には阪急うめだ本店にプラグショップ、神戸阪急にコンテンポラリーライン「シグニフィカント」のショップがあり3店目。フルラインが見られるのは、日本でここだけとなる。主に1階でメインコレクション、2階でシグニフィカントとシーズンレスのコレクション「エッセンス」、地下1階でライフスタイルグッズ「エーベントリー」を扱う。

メインコレクションが並ぶ1階
Tシャツやデニムアイテム、セットアップなどを扱う2階

 スペースは本国でも店ごとに異なるコンセプトを設定しており、全ての店に訪れたい理由があるのが魅力の一つ。トーキョースペースは「ブランドが持つ無限の可能性と創造的エネルギー」を表現し、連続や循環を意味する「コンティニューム」がテーマ。

 メインディスプレーは庭園をイメージし、種の中で成長を待つ女性のオブジェを配置。種から生命体へ、生命体から拡張して再び種へ。そんな過程を空間全体で演出している。種をイメージした照明やじゅうたん、虫のようなオリジナルキャラクターもおり、どこを見ても楽しい。

4室ある試着室。全て異なるムードが楽しめる

 グローバルブランドとしてさらなる成長を目指し、「アジアのファッションの中心地である東京」で〝種まき〟をしていく。



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