デザイン事務所、アカリヲ(阿久津ほたる社長)のベビー・子供服ブランド「セノビト」。同社はもともとグラフィックデザインなどを手掛けており、大人と子供が一緒に楽しめるようなオリジナルのデザインやプリント柄が特徴だ。親子同じデザインの服なども揃えている。10月には、事務所移転を機にベビー・子供服の専門店「アカリヲセノビトショップ」を名古屋市伏見に開いた。
アカリヲのグラフィックデザイナーが自らのデザインした洋服を子供に着せたいと考え、アパレルブランド「セノビト」を立ち上げた。インスタグラムなどのSNSで紹介し、自社ウェブサイトで21年の冬から販売している。
社内デザイナーによるオリジナルプリント生地を使用。主力商品は、3カ月から1歳半のベビーのスタイ(よだれ掛け)とブルマーのセット(小売価格6050円)で、7マーク揃えている。「これまであまり無かった上下同じデザインが特徴。イヤイヤ期をコンセプトとした柄を表現して、ほっこりとした気分になって欲しい」(阿久津社長)という。このほか90~120センチのキッズ向けのパンツは6050円、同スカートは5500円、色や柄を大人用に合わせたパパ・ママ用のロングTシャツは7500円。事務所内にミシン2台を設置しており、外注の他にスタッフが縫うこともあるという。
事務所の移転に伴い、「実際に商品を見てもらうショールーム機能もあれば」として、事務所併設の店舗を開いた。店舗名は、「明かりをともす」から取った「アカリヲ」と「大人の服を背伸びしてほしがる」から取った「セノビト」を組み合わせた。店舗面積は約60平方メートル。営業は金曜日、土曜日、月曜日の週3日。「ショップで休憩してもらおう」とコーヒースタンドを設けたほか、焼き菓子とチョコレートも置いている。