アパレルのアマテラス、和を再解釈したライフスタイルショップ 設立8年で初の常設

2026/09/29 06:26 更新NEW!


ワビでは滑らかな質感のドレスやトップなどを揃える

 アマテラス(東京、佐藤マクニッシュ怜子社長)は9月12日、ウェルネスウェアブランド「wabi」(ワビ)の旗艦店を東京に開いた。これまで販路はEC中心で常設店は初めて。日本の美意識を落とし込んだモダンな空間にカフェも併設し、偶然の出会いやコミュニティーが生まれる場所を描く。

 設立8年目で、和洋折衷のナイトウェアが主力のアパレルブランド「アマテラス」を販売してきた同社。今年5月には成長の新たな段階として二つのブランドを始めた。一つがワビでわびさびや禅の思想から着想を得たウェルネスウェア、もう一つが日本の美意識や職人技を現代的に再解釈するライフスタイルブランド「メゾンアマテラス」だ。

 旗艦店はコロナ禍後から構想を温めていた。佐藤社長は「私たちの世界を五感で体験できる場所を作りたいと思っていた」と話す。場所は渋谷・原宿エリアや国立競技場に近く、スポーツやファッションの様々なカルチャーが交わる千駄ヶ谷を選んだ。

「空間とライフスタイル、文化を提供するブランドとして、海外にも進出したい」と佐藤社長

 店内は白と茶、緑を基調に、一部に畳を敷いた。メゾンアマテラスで扱う「美燈」の盆栽や陶芸家の近藤賢氏による相馬焼の作品などが並び、ワビではアマテラス時代から人気のドレスなどを揃える。カフェは、余白や静けさを意味する「間」と人が集う「園」(場)との思いを込め、「マソノ」と名付けた。抹茶やコーヒー、お茶漬けといった飲食が楽しめる。

カフェを併設する旗艦店は海外展開も視野に和モダンを基調とした

 旗艦店では定期的にヨガやトークイベントなど様々な参加型企画を催す。直近では、畳の上で瞑想(めいそう)をして抹茶を飲むイベントを行った。「服を売るというよりも、和モダンの空間とライススタイル、文化を提供するブランドに育てたい」考えで、今後の出店先は海外も視野に入れる。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事