アマゾンジャパン「ECサミット2021」 中小企業支援を目的にウェビナー

2021/10/06 10:59 更新


 アマゾンジャパンは、10月5日から2日間、中小企業支援を目的にしたウェビナーイベント「アマゾンECサミット2021」を開き、40超のプログラムを行っている。

 オープニングでジャスパー・チャンアマゾンジャパン合同会社社長は「中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援を今まで以上に強めたい」とあいさつ。その一環として、迅速な配送などを提供するフルフィルメントバイアマゾン(FBA)で顧客満足の向上と越境販売をサポートし、「日本企業の多くの商品が世界中で愛されるように応援したい」と語った。FBAは「自社倉庫での在庫管理や梱包(こんぽう)が難しい中小企業のためのプログラム」とし、現在8万社以上の中小企業が利用。20年以上にわたり日本で大規模投資を行い、20カ所以上の物流拠点で最新のロボットも導入していることもアピールした。また、アマゾンを通じて越境販売に取り組めることも強調。直近の日本から海外への販売個数は前年比1.5倍で増えていると指摘した。

 「ブランドづくり成功の秘訣(ひけつ)」をテーマに、山田恭子アマゾンファッション事業本部事業本部長も講演。日本のアマゾンの中で、ファッションは最も成長率の高いカテゴリーであり、昨年は過去最高の売り上げを達成したと明かした。また、出品者の成功体験として、ウィゴー、神戸レタス、ナノユニバースの事例を紹介。商品の品揃え、利便性の向上、SEO(検索エンジン最適化)対策などで消費者が商品を見つけやすくすることなどを成功のポイントとして挙げたほか、共同ブランドの立ち上げなどを行っているビームスとの取り組みにも触れた。

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