旭化成は12月1日、100%子会社の旭化成アドバンスについて、帝人フロンティアを存続会社とする吸収合併を実施することを決めた。帝人フロンティアを旭化成および帝人の共同出資による合弁会社とする基本契約を締結した。
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出資比率は帝人が80%、旭化成が20%で、効力発生日は26年10月1日を予定する。旭化成アドバンスの今後の持続的な事業拡大を検討する中、「商社機能とメーカー機能を併せ持ち、衣料繊維・産業資材などの幅広い分野で独自のソリューションを提供する帝人フロンティアのもとで運営することが最善の策である」と判断した。
旭化成グループの杭州旭化成紡織は、旭化成アドバンスに移管。本件が旭化成の連結業績に与える影響は軽微とする。