アシックスは今後、競技用シューズを指すコアパフォーマンススポーツ(CPS)カテゴリーを、ランニングに続く成長分野として伸ばす。特にテニスを強化するとともに、地域ごとに注力する競技ジャンルを定める。23年12月期に721億円だったCPSの売上高を、26年度には900億円に引き上げる。6月18日に都内で開催したインベストメントデイで発表した。
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全世界では、テニスをランニングに次ぐ収益の柱に育てる。トップ選手と共同開発した高機能製品を出すとともに、プレースタイル別の製品ラインナップと販促、ユーザーの囲い込みなどに取り組む。23年度に約200億円だったテニスの売上高を26年度までに300億円にする。
テニスカテゴリー以外では地域性を踏まえて注力する競技分野を設定する。日本とオーストラリアではサッカーを強化。国内外で活躍する選手やチームと連携した商品開発・販促などを加速させる。