リアルクローズブランドのディレクターやデザイナーに、１６～１７年秋冬の注目トレンドや企画案を聞いた。底辺にあるのは引き続きレトロやクラシックなムード。そこにスポーツ、ミリタリー、パンクなどの要素を盛り込んだ商品が多くなりそうだ。ロング＆ボリュームシルエットやファーの大きな袖など、フォルムの変化にも注目し始めている。
●スライ（バロックジャパンリミテッド）ディレクター 乙部咲さん
①注目ブランドとそのポイント
「ＭＳＧＭ」＝タートルネック合わせやカラー使い。
「プラダ」＝袖がファーになっているアウターやバルキータイツにヒール合わせ。斜め掛けバッグやレパード柄も久々に気になります。
プラダ
「ドリス・ヴァン・ノッテン」＝レパード柄、パイソン小物など。
ドリス・ヴァン・ノッテン
②秋冬の企画
７０年代やボヘミアンのムードは引き続き、その中にグラムな要素をミックスしていきたい。
●ローズバッド（ローズバッド）企画 工藤三咲さん
①注目ブランドとそのポイント
「ルイ・ヴィトン」＝スカーフモチーフのパネル柄キャミソールドレス。
ルイ・ヴィトン
「イザベル・マラン」＝ツイードアウターにレザースカートを合わせたパンクスタイル。
イザベル・マラン
「ディースクエアード」＝ビクトリアンとミリタリーのミックススタイル。
ディースクエアード
②秋冬の企画
１６年春夏のゆるいシルエットを継続しつつ、ベロアやサテンの艶感、レースの透け感をプラスしたセンシュアルなスタイルにシフトしていきます。スカーフプリント、マルチカラー、ラメなどのレトロ＆ビンテージアイテムもボリュームで展開。全体としてスポーティー、パンク、ミリタリーなどストリート要素をポイントでプラスします。
