靴デザイナーの竹ヶ原敏之介が手掛けるレディスシューズ「ビューティフルシューズ」は、20年春夏向けで、フォルムの美しいウェッジヒールのパンプスを揃えた。
パンプスは数年前にも出しているが、日本人女性の足に合う形を研究して木型をアップデート、立体のきれいなラウンドトウでヒールの高さが異なる3モデルを作った。甲のカットラインを浅めにして足の形に沿った曲線を丁寧に出し、指の付け根をのぞかせて女性らしさを際立たせている。
2.5センチヒール（3万8000円）は、バレエシューズのような気軽さも感じさせつつ、手づりで丸みを出したトウのシルエットがきちんとした印象。7.5センチヒール（4万5000円）は、ウェッジヒールにボリュームを出し、アッパーから流れるような曲線でエレガンスを表現した。今回、新たに加わった5センチヒール（4万2000円）は、安定感があって高さを感じさせず、疲れにくい作りとなっている。それぞれ、ライナーには上質なラムスキンを使い、柔らかな履き心地に仕上げた。
