スペインの紳士靴ブランド「バーウィック1707」(運営BMS)は、直営店を東京の有楽町から丸の内に移転・拡大オープンした。新店ではレディスシューズや、コードバンを使った紳士靴も販売している。今後も大都市圏を中心に直営店を出店していく。
同ブランドは91年にスペインの靴産地、アルマンサでスタート。グッドイヤーウェルト製法を用いた自社工場製の3万円台の紳士靴が主力で、コストパフォーマンスの高さが強み。日本の総代理店はBMS。現在、有力百貨店に卸販売するほか、東京・赤坂、大阪・淀屋橋にも直営店がある。ローファーなどが人気アイテム。日本人向けの木型の紳士靴を開発し、ドレスカジュアルの流れが強まったことで、コロナ下でも売り上げは堅調だった。
丸の内店は、3年前にオープンした有楽町店の3倍以上の約220平方メートルに拡大した。広いカフェスペースを設け、ゆったりくつろげる空間にした。カフェは商品の購入者やアプリ会員が利用可能。靴の接客用の大型ソファも3席設置した。
ローファーからドレッシーなタイプ、カジュアルなタイプ、ブーツまで幅広く揃える。デザインはもちろん、カラーやサイズ(23.5~31センチ)も豊富だ。グッドイヤーウェルト製法以外にマッケイ製法のシューズ(2万7500円)もある。
今秋冬からスタートしたコードバンを使った高級な紳士靴(税込み7万9200円)も提案する。新たに販売するレディスシューズでは、メンズで定番のローファー(3万3000円)やサイドゴアブーツなどを揃える。