バーニーズ・ジャパンはバーニーズニューヨーク六本木店を16日にオープンする。仕入れブランドの比率を上げ、新ブランドや高単価の商品も意欲的に取り扱うなど、既存のバーニーズより「一歩進んだファッション性とラグジュアリー感」でかいわいの顧客獲得を目指す。
都内では新宿、銀座、関東で横浜、西日本には神戸、福岡に旗艦店がある。六本木店はこれら既存店とは違う客層を狙い、出店した。オープン前に設定したターゲットは、港区内で生活する住民と六本木で働く人たちだ。所得水準が高く、ファッションへの関心度の高い客層を取り込むため、品揃え、店作りに工夫を凝らした。
1900平方㍍の店舗は、既存店に比べ小ぶりだが、入り口からすぐにはポップアップイベントに使えるギャラリースペースがあり、その後ろになだらかならせん階段を配したゆったりした作りだ。2フロア構成の売り場には大理石と鏡面仕上げの什器を使い、1階にウィメンズ、2階にメンズを集積した。「時間のないお客様も、シーズンのトレンドを一気に見て、買い物できる」ように売り場を作った。