各種特許商品を開発、販売するＰＡＡＧ（パアグ、大阪、住友敬之社長）は、首元のしわやしみなどを隠し、二の腕やウエストも引き締める「ボディストッキング」を開発した。「世界初」の商品として、日本、アメリカ、中国で特許を取得（ＥＵは出願中）。海外総販売元として丸紅インテックス、製造でユニチカバークシャーが協力する。早ければ年内に発売する。価格は３８００円程度を予定している。
パアグは住友社長が「特許に裏打ちされた自社開発のオリジナル商品を売る」を基本理念に９６年に設立した。電器関連の商品開発に強く、脱衣場の冷えを防ぐヒーター内蔵型の天井照明、パワフル湯沸かし器などのヒット商品を生み出してきた。縁があって、年配の女性でも首元をきれいに見せる商品の開発に取り組み、このほどサンプルが完成した。
ストッキングの製造技術を応用、首回りに縦のシームが無いすっきりした外観に仕上げた。薄手のベージュ色のストッキング素材を使うことで、しわ、しみ、そばかす、日焼け跡などが見えにくい。また、金属アレルギーのある女性でもネックレスなどが着用可能なほか、前の空いた服でも日焼けが防げる。
縫製でつなぐ腕やウエストの部分にも、引き締め効果やフィット機能を持たせ、胴回りもシームレス構造になっている。フリーサイズ１型で展開する予定。メード・イン・ジャパンにこだわり、編み立てから縫製まで国内で行う。
国内販売はパアグが行うが、従来の販路であるネット販売などとは異なる新規販路を検討中だ。海外販売に関して、パアグ側は特に丸紅グループが強い中国向けに期待している。「世界に無い商品を世界に売っていくビジネスを実現し、中小企業全体にエールを送りたい」（住友社長）考えだ。
首元をきれいに見せ腕やウエストも引き締める(PAAGボディストッキング)
