ブシュロン160周年イベント ジュエリーの工程を体験

2018/01/17 10:59 更新


パフォーマーとともにジュエリーができるまでを体験

 パリ・ヴァンドーム広場で最も古いジュエリーメゾン「ブシュロン」の160周年を祝う記念イベントが、モネ・ド・パリ(パリ造幣局)の中庭に設置した期間限定会場で開かれている。

【関連記事】「ブシュロン」銀座旗艦店を改装 パリの邸宅のように

 その「第1章」となる「ヴァンドラマ」展は、同メゾンのエレーヌ・プリデュケンCEO(最高経営責任者)が「160年の歴史とクラフツマンシップに支えられた、2018年の現代におけるブシュロンのスナップショットのようなものを意図した」と話す通り、ヴァンドームで「おきて破り」な存在だったブシュロンの未来までもが伝わってくる、デジタルを駆使したこれまでにない展覧会だ。

 パフォーマーたちが待つ「インスピレーション」「デザイン」「マニュファクチュア」「レベレーション」の臨場感あふれる四つのステージを通し、ハイジュエリーができるまでをまるでヴァンドームのメゾンにいるように体験できる。創業者フレデリック・ブシュロンが1879年に考案した、クエスチョンマークネックレスのマグネットの大型セッティングボード、ヴァンドーム広場の舞台セットでの360度のミニビデオなど、多くのアニメーションを見ることができる。

 スマートフォンアプリ「ヴァンドラマ」があれば、猫のウラジミールが各ステージで飛び出し、展覧会をより楽しませてくれる。28日まで。入場無料。

(パリ=松井孝予通信員)




この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事