老舗ブランドが著名デザイナー迎え刷新

2015/10/05 08:56 更新


 老舗ブランドが知名度のあるデザイナーを迎えてイメージを刷新している。16年春夏ニューヨーク・コレクションでは、ブランドのDNAを受け継ぎつつ、色や柄などで楽しさを加えたプレゼンテーションが目立った。

 「ブルックスブラザーズ」は、ザック・ポーゼンがクリエーティブディレクターに就任して初めてのコレクションを見せた。着想源は、マンハッタン郊外の高級避暑地「ハンプトンズ」の週末。シャツとスカートのセットアップ、ローウエストからソフトなタックを流したタンクドレスなど、シンプルなプレッピースタイルを中心に、プリントのワイドレッグパンツ、ボックスシルエットのスーツやプルオーバーも揃う。明るいバーミリオンやマルチカラーのボーダーストライプで楽しさを加えつつ、きちんとした印象にまとめる。価格はこれまでより少し高い。

Brooks+Brothers

 「バナナリパブリック」は、「Jクルー」ウイメンズウエアのヘッドデザイナーだったマリッサ・ウェブをクリエーティブディレクターに迎えて2シーズン目。トラッドなシャツやトレンチコート、シアサッカーのパンツスーツなど、ベーシックなアイテムが軸となる。そこに、レザーのショーツ、袖なしのトレンチドレス、ストライプを走らせたワイドレッグパンツといった遊びのあるアイテムを加え、コーディネートで楽しさを出した。

 

BANANA REPUBLIC: NYFW SPRING 2016 PRESENTATION(杉本佳子通信員、写真=バナナリパブリックはDavid X Prutting)



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