バイトダンスが運営する「ティックトックショップ」はファッションカテゴリー販売に力を入れている。25年6月に日本でサービスを開始し、1年足らずで出店ブランド数は5万を超えた。ユーザーは18~34歳が半数。家電なども扱う総合ECだが、ファッション分野の伸びが大きい。ジャパン社でビューティー&ファッション分野のシニアディレクター兼執行役員の黄益氏は「流行や気温の変化など即座にコンテンツに取り入れ、購買につなげられる点が強み」と話す。
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ユーザーが視聴する動画や配信をきっかけに、商品購入ページへとつなげる。検索から購入に至ることが多い従来のECと比べて、新規客が獲得しやすい。ブランド規模や知名度にかかわらず、継続的な配信で着用イメージやコーディネートを提案する企業が売り上げを伸ばしている。
バイトダンスは出店企業に対し、効果的なライブ配信のノウハウ提供やマーケティング支援、クーポン施策などを行う。今後はショップに登録している20万人以上の動画クリエイターと企業の協業の仲介を促進する。3月に開いた初のマッチングイベントでは、出店企業約60社とクリエイター約240人が参加し、直接対面で交渉できる場を提供した。セミナーも実施し、今後はクリエイター育成も強化する。

