リシュモングループのカルティエジャパンは9月19日、東京・銀座に「カルティエ銀座4丁目ブティック」をオープンした。アジア最大の面積となり、地上4フロアで構成。世界で5番目となるレジデンスを日本で初めて併設する。
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カルティエは、リニューアルに向けた準備を控える銀座2丁目の旗艦店「カルティエ銀座ブティック」と合わせ、銀座に四つのブティックを持つことになる。その中で銀座4丁目ブティックは、メゾンの象徴であるパンテール(ヒョウ)の力強さと優雅さを兼ね備えるとともに「メゾンの新たな表現が息づく、軽やかなスタイルを映し出す」存在という。ファサードのヘムを飾る青海波、折り紙をイメージしたウッドパネルなど、随所に日本文化に由来した装飾が施され、アートウォールなどに日本人アーティストの作品が飾られる点も特徴になっている。

1階はカルティエのアイテムを総合的に展示、2階はダイヤモンドジュエリー、ブライダル、アクセサリーとギフト。3階はアイコン的なジュエリーのコレクションとウォッチ、フレグランスを揃える。レッドボックスにイニシャルのエンボス加工ができるコーナーや、ゆったりとくつろげるウェイティングスペースもある。ハイジュエリーを展示する最上階のレジデンスは顧客の個別の要望に応えたもてなしに対応する。ダークウッドのリブが天井を放射状に覆い、緑の植栽が囲む中にソファラウンジやバーカウンターを配したぬくもりのある空間だ。

