ステンレスアクセサリーを企画・販売する「CENE(セネ)」(セネ、東京・神宮前、平井聡社長)が、有力商業施設に相次ぎ出店し成長中だ。3月には新宿ルミネ2にセネの新店と、アイウェアとヘアアクセサリーを主軸にした新業態「Essence by CENE(エッセンスバイセネ)」の2店をオープンし、店舗数は計6店になった。4月10日から大宮ルミネ2での長期期間限定店もオープンする。(中村維)
一番店はルクア大阪
セネは、サージカルステンレスを使い、トレンド感あるアクセサリーを作る。3000円前後と手ごろな価格ながら、作り込んだモードなビジュアルやオンライン上でのコーディネート提案をはじめ、高感度なイメージの発信にたけ、ファンをつかんでいる。中心顧客年齢は28歳。一番店のルクア大阪店は、売り場面積33平方メートルながら年間1億7000万円を売る高効率店舗だ。

ブランドスタートは21年4月で、ECから開始した。計画を上回る手応えを得て同年9月には原宿に予約制の直営店を開いた。期間限定店の出店を経て、24年春にはルクア大阪、名古屋高島屋ゲートタワーモールに相次ぎ出店した。
市場飽和の先へ
ただその後、「ブランドスタート時には少なかったステンレスアクセサリーが増え、市場が飽和してきた」(セネ)との懸念から、リブランディングに着手。商品企画での差別化や店舗への投資に加え、ファッション業界から役員クラスの人員を招いての組織作りも行い、給与水準も向上させた。体験価値を重視し、25年11月には福岡の今泉に初のカフェ併設型路面店を開いた。

ECも昨年8月にフルリニューアル。スタイリングを重視し、SNSもハイブランドをイメージしたクオリティーで見せる。現在EC比率は5割で、自社ECのほか、ゾゾや楽天でも販売する。
これら取り組みの結果、25年12月期売上高は前期比30%増で伸長した。今年に入り、1~3月は前年同期比40%増となっている。
国内では、「28年度までに14店ほどの規模にできれば」とする。昨年から期間限定店の形で台湾へのトライアル進出も始めた。今年は代理商との提携も視野に本格的な出店を目指している。
