テキスタイルコンバーターのシャンブレー(東京)は、自社テキスタイルブランド「ステイツメイド」「リファブリッシュ」「オーガミックス」の海外展示会への積極的な出展などアピールを強める。
同社はカジュアルシャツ地が主力で、22年11月にステイツメイドとリファブリッシュを立ち上げた。
ステイツメイドでは、アメリカンビンテージウェアの生地を米国産コットンで再現している。元となった商品の糸の太さや密度などのデータを検査機関で分析した。オックスフォードシャツやワークパンツなど、今では手に入らない人気商品の生地を再現し、これが受けてメンズ向けに引き合いがある。
リファブリッシュでは、再生ポリエステル糸を使用した環境配慮型の生地を揃える。素材はGRS(グローバル・リサイクル・スタンダード)、RCS(リサイクル・クレーム・スタンダード)認証を取得しており、イージーケア性や、綿複合の使い古し感のあるものが人気だ。
23年11月に始めたオーガミックスは、インド産オーガニックコットンのトップ糸を使った素材。GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)認証を取得し、メランジ感と柔らかさが特徴だ。秋冬向けではコーデュロイなどもラインナップする。
7月にイタリアで開催された国際素材見本市のミラノウニカで3ブランドを見せ、大きな反響を得たという。8月末に開催されるインターテックス上海にも出展し、海外販路の確立を目指す。