バッグ・革小物「シャトナ」 百貨店で長期の限定店 日本発ラグジュアリーブランド目指す

2024/11/15 11:00 更新


JR京都伊勢丹の期間限定店では、伊ラグジュアリーブランドで働いていた経歴を持つカナタ代表がセレクトしたアパレルも揃う

 カロキョウト(京都市、カナタエリカ代表)のバッグ・革小物ブランド「シャトナ」は、「日本発のラグジュアリーブランド」を目指し、百貨店の特選フロアや高級バッグ売り場での期間限定店の出店に力を入れている。

 23年にブランドを立ち上げて以降、全国の百貨店で意欲的に期間限定店を開いている。9月4日~25年2月25日まで、高島屋大阪店のラグジュアリーブランドが並ぶ2階の東エスカレーター脇で出店している。JR京都伊勢丹3階でも、10月29日~12月25日に開いている。

 同ブランドは、仏タンナーのレミーキャリアットのレザー「トリヨンラグーン」を使ったバッグや、スマホケースなどの革小物も揃えている。中でも一番人気のアイテムは、スマートウォレット付きバッグ「モアザンワン」(税込み14万3000円)だ。グレーが半年待ちだったこともある。普段外商を利用するようなハイエンドな物を好む層を中心に支持を集めている。

 期間限定店での先行販売品として、新作のレザートートバッグ(24万2000円)やキャンバスバッグ(10万9780円)、カードホルダー(3万3000円)も出している。

 JR京都伊勢丹の期間限定店は売り場面積が広いため、特別に日本で正規代理店がない伊ブランドを中心にセレクトしたアパレルも揃えている。平均価格はコート7万円、ブラウス2万円など。

 カナタさんは「3年後くらいにはシャトナと、もう一つの事業であるオリジナル診断に基づくパーソナルスタイリングサービス「アップデートミー」ができる複合型の店舗を京都に出したい」との展望を持っている。

姉妹で「シャトナ」を運営している(右がカナタさん)


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